Elastic Observability 8.14 ハイライト (2024年6月5日)

Elastic Observability 8.14 ハイライト　（2024年6月5日）

Elastic Observability 8.14 ハイライト　（2024年6月5日）

「SLO、AI アシスタント、ユニバーサルプロファイリング用の .NET の新機能」というタイトルでElastic Observability 8.14のハイライトが紹介されています。https://www.elastic.co/jp/blog/whats-new-elastic-observability-8-14-0

主要なサービスレベル目標 (SLO) 管理機能の一般提供 (GA)、Elastic AI Assistant for Observability の追加機能強化、アラートの改善、.NET 向けユニバーサルプロファイリングが発表されました。
上記の記事のTopicをまとめてみました。

強化された SLO 管理機能

・フェデレーション SLOにより、クラスター間検索 (CCS) 全体ですべての SLO を表示し、組織全体の可観測性データの効率的な管理ビューを実現
・SLO グループの埋め込み可能となり、ユーザーは SLO のグループを取得してカスタムダッシュボードに追加できます。
・SLO バーンレートのアラート詳細の改善により、SLO アラートのアラート詳細ページに、サービスレベルインジケーター (SLI) の種類に応じてより多くのコンテンツ (埋め込み AI Ops を含む) が追加されました。
・SLO バーンレートアラートの依存関係通知により、ケースによりSLO バーンレートアラートがうるさくなることがあります。これにより、根本原因となる依存サービスがある場合、ユーザーはバーンレートアラートの通知を一時停止できます。
・新しい Synthetics 可用性 SLIの導入により、Synthetics 固有のフィールドが利用されるため、SLI の作成がはるかに簡単になります。

強化された AI アシスタント機能

・可観測性コンテキストベースの提案のための Elastic AI Assistantにより、SRE は重要なタスクを迅速に特定して優先順位を付け、応答時間を短縮できます。
・API 呼び出しによる AI アシスタントのインタラクションにより、柔軟性が高く、SRE が AI アシスタントを自動化されたワークフローやカスタムスクリプトに統合して操作を効率化できるようになります。
・AWS Bedrock Anthropic Claude 3 モデルのサポートにより、拡張されたコンテキストウィンドウと JSON 関数を備えた Anthropic Claude 3 モデルが GA となり、複雑なデータの分析に不可欠な精度とコンテキストの理解が向上しました。

NET のユニバーサルプロファイリング

PHP、Python、Java (または任意の JVM 言語)、Go、Rust、C/C++、Node.js/V8、Ruby、Perl、Zig などのすべての主要言語とともにサポートされるようになりました。これは、eBPF ベースのプロファイラーを使用してインストルメンテーションなしで .NET バージョン 6、7、8 をプロファイリングする業界初の機能です。