サイオステクノロジーの田川と申します。
ここでは、Elastic に関する技術的な内容を記載していきたいと思います。
まずは、Elastic Cloud 上でのデプロイメントの作成方法について説明していきます。
Elastic Cloud 上にデータを格納したい場合、その準備としてデプロイメントを作成しておく必要があります。
対象者
- Elastic Cloud のアカウントを持っている人(トライアルライセンスを含む)
- Elastic Cloud の初心者
本記事で、できるようになること
Elastic Cloud 上にデプロイメントが作成されます。
(デプロイメントが作成されますが、ドキュメント格納用のインデックスは、本記事では作成していません。)
前提条件
- Elastic Cloud
- version: 8.15.0
(この記事内では、Enterprise ライセンスでの画面を記載しています。
他のライセンスでは、動作しない箇所があるかもしれません。)
(2024年09月10日時点の情報を元に記載しています。)
デプロイメントの作成手順
1. ログイン画面
URL = https://cloud.elastic.co/login へアクセスすると、ログイン画面が表示されます。
Email 欄に ログインするユーザーの E-mail アドレスを、
Password 欄に、そのユーザーのパスワードを入力して、
[Log in] をクリックします。
2. ホーム画面
ログインに成功すると、ホーム画面へ遷移します。
URL = https://cloud.elastic.co/home
※こちらの画面では、既にいくつかのデプロイメントが作成済ですが、初期状態では空です。
3. デプロイメント作成画面
さきほどのホーム画面の上部中央にある [Create Deployment] ボタンをクリックします。
すると、デプロイメントの新規作成用画面である、 Create a deployment 画面へ進みます。
Name欄に、デプロイメント名を入力し、右下の [Create deployment] ボタンをクリックすると、デプロイメントが作成されますが、Cloud Provider や Region などを変更すると左下に表示されている料金が変化します。
さらに、Version の下にある > Advanced settings をクリックすると、いろんな設定を変更することが可能です。
これらの設定を変更すると、料金も変化します。
必要に応じて、設定を変えます。
この記事では、後で機械学習まで行う予定ですので、機械学習を行える設定にしておきます。
また、ここで扱っているデータは重要なデータではなく、あくまでもサンプルデータであり、特別、高速なレスポンスも必要としていないため、耐障害性やパフォーマンスについては最低限の値とします。
実際には、本番のサービスで必要とされている機能、耐障害性、パフォーマンス要件に合わせて、設定してください。
(これらの設定値は、デプロイメント作成後に、後述のデプロイメントの編集画面から変更することも可能です。)
(この記事では、Deployment name は “SIOS-BLOG-SAMPLE-1” としておきます。
このDeployment nameは、半角英数字とハイフンのようなシンプルな名前にしておくのが賢明だと思われます。)
4. デプロイメント作成中~作成完了画面
さきほどのCreate deployment画面で設定を終了したら、右下の [Create deployment] ボタンをクリックします。
すると、次の画面が表示されます。
5分ほど待つと、次の画面になります。
(“Your deployment is ready!” が表示されます。)
この画面に表示されている Username, Password は、アプリ接続時などで必要となるので忘れないようにしてください。
万が一、忘れてしまった場合は、パスワードのリセットを行ってください。
[Download] ボタンをクリックすると、CSV形式で、Username, Password がダウンロードされます。
5. デプロイメントの初期画面
さきほどの画面の右上の [Continue] ボタンをクリックすると、作成したデプロイメントの初期画面に遷移します。
URL = https://***/app/home#/getting_started
(*** には、「実際にデプロイされた地域のホスト名のFQDN:ポート番号」がはいります。)
6. 作成されたデプロイメントの確認
先ほど作成したデプロイメントが正しく作成されたかどうかを確認してみます。
一度、ログアウトして、再ログインしてみます。
すると home 画面に、先ほど作成したデプロイメントが表示されていることを確認できます。
この画面の右下の Manage をクリックすると、選択したデプロイメントの管理画面へ遷移します。
7. デプロイメントの管理画面
(デプロイメント名を変更することは滅多にないと思われますが、画面中央の下部にある Deployment name の Edit から Deployment name を変更することも可能です。)
デプロイメントの管理画面の左のメニューから Edit をクリックします。
8. デプロイメントの編集画面
デプロイメントの現在の設定値を知ることができます。
設定値を変更して、下にある [Save] ボタンをクリックすると変更することもできます。
[Save] ボタンは、かなり下に表示されるので、下スクロールする必要があります。
また、[Save] をクリックして設定値を変更する場合、変更内容を反映させるために時間がかかるので、注意が必要です。
参考にしたWebページ